イップス（Ｙｉｐｓ）
ゴルフは奥深い。
技術的な練習と精神面を鍛えて行かないと、なかなか上達しません。
ある程度打てるようになって来ると、精神的な側面が成績を大きく左右します。
・グリーン前の池が目に入ると、池に入れてしまう。
・バンカーが気になるとバンカーに入る。
・右のOBが気になって左側を向いて打つと、スライス（右に曲がる）してOBになる。
・良い成績で回って来て、「あと3ホールをボギーで上がっても80台で回れる・・・」
と考えると、そのホールから崩れだす。
ゴルファーなら誰しも経験のある事だと思います。
この程度の事なら、少し前向きに「見ない」、「気にしない」、「考えない」などで何とかなりますが、「イップス」は一筋縄ではいきません。
イップス（Ｙｉｐｓ）という言葉は聞き慣れない言葉だと思います。この言葉の語源は「子犬が吠える」という意味のｙｉｐで、プロゴルファーのトミーアーマーが初めて用いた表現だと言われています。イップスはゴルフの集中すべき場面において、プレッシャーのために極度に緊張することを表します。また、それを原因として震えや硬直を起こし。プレイのミスを 誘発することをいいます。
その症状を簡単にまとめると次のようになります。
・腕が動かなくなり、ヘッドをコントロール出来なくなる
・自分の考えている事が、体に伝わらなくなり、体が動かなくなったり、意に反した動きをしてしまう
・ドライバーショットの時、トップで固まって動かなくなったり、その為に異常なスウェー（体が目標方向に傾く）をし、非常に醜いスウィングとなる。
イップス動画（軽い症状）
このイップスが出始めると、プレイをやめて帰りたくなるのですが、ゴルフ場から一人帰る訳にもいかず、一日が真っ暗になり、楽しいはずのゴルフが拷問に変わります。
本気でゴルフをやめたくなるのだそうです。弊社にもその症状より少し重めの社員がいます。いろいろと試行錯誤して、最近少し良くなっているようですが・・・。
NBAのスーパースター、チャールズバークリーのイップスは悲惨です。
素振りは綺麗なのですが、いざボールを打つとなると、クラブがなかなか下りてきません。2~3回体が上下して、へっぴり腰で打つ事になります。
悲惨なイップスショット
思わず笑ってしまうシーンですが、本人は真剣なのです。苦しんでいるのです。
ゴルフではパッティングで過度の緊張により、スムーズにストロークできなくなり、手が動かなくなって打ち損なったり、あるいは強く打ってしまったりします。多くのプロゴルファーがこの病気にかかってトーナメントから消えていったと言われています。
現在、イップス病の完璧な治療法はないと言われています。そういう意味でイップス病はゴルファーにとってAIDSより怖い病気なのです。
あるブログにその対策がありましたので参考までに
・最高の結果を求めたり、深刻に考えず、アバウトな気持でプレーする
・ワッグルで力を抜き、テークバックでスウェイしないことだけを考える
・腕や手に意識を持つと出てしまうので、肩を回して、肩で打つ意識でスウィングする
・素振りと本番スウィングストロークの大きさを同じにする（他人に見てもらう事）
・ヘッドを丸く振るイメージを持つ
・メンタルトレーニングを受ける（良い指導員でなければ逆効果の恐れもある）
・とにかくゴルフを楽しむ事だけに専念する
かく言う筆者もドライバーの軽めのイップスにかかっていました。「かかっていました」と言うのは「何とか克服できた」と確信しているからです。
ゴルフし始めの頃は、バックスイングのトップでクラブヘッドが左に見えるほどのオーバースイングでした。
トップをコンパクトにしようと気にするあまり、クラブをどこに上げたら良いのか分からなくなってしまったのです。
結果的に「飛距離が出ない」、「右へ押し出す」、「左へ引っ掛ける」症状が出まくりました。ハンデキャップはどんどん下がり、ドライバー恐怖症になっていました。
いろいろ試行錯誤しているときに「4スタンス理論」に出会いました。
筆者は4つあるタイプの「B2タイプ＝かかとの外側体重」です。
この理論はお勧めです。
イップス解消法に「4スタンス理論」と「腹式呼吸法」を実行しています。
かかと体重にして、息を吐き切った状態から、バックスイングの始動と共に息を「すぅーーと」吸って打つ。
「息を吐く」、「息を吸う」事に意識が集中する為に「クラブをどこに上げるか」気にならなくなりました。ドライバーの飛距離も元に戻りました。
イップス病は個人個人で違うと思いますが、いろいろ工夫する事で治せるのではないかと思います。AIDSが不治の病で無くなったように・・・。
ありがとうございます。
Text by Yonaha
技術的な練習と精神面を鍛えて行かないと、なかなか上達しません。
ある程度打てるようになって来ると、精神的な側面が成績を大きく左右します。
・グリーン前の池が目に入ると、池に入れてしまう。
・バンカーが気になるとバンカーに入る。
・右のOBが気になって左側を向いて打つと、スライス（右に曲がる）してOBになる。
・良い成績で回って来て、「あと3ホールをボギーで上がっても80台で回れる・・・」
と考えると、そのホールから崩れだす。
ゴルファーなら誰しも経験のある事だと思います。
この程度の事なら、少し前向きに「見ない」、「気にしない」、「考えない」などで何とかなりますが、「イップス」は一筋縄ではいきません。
イップス（Ｙｉｐｓ）という言葉は聞き慣れない言葉だと思います。この言葉の語源は「子犬が吠える」という意味のｙｉｐで、プロゴルファーのトミーアーマーが初めて用いた表現だと言われています。イップスはゴルフの集中すべき場面において、プレッシャーのために極度に緊張することを表します。また、それを原因として震えや硬直を起こし。プレイのミスを 誘発することをいいます。
その症状を簡単にまとめると次のようになります。
・腕が動かなくなり、ヘッドをコントロール出来なくなる
・自分の考えている事が、体に伝わらなくなり、体が動かなくなったり、意に反した動きをしてしまう
・ドライバーショットの時、トップで固まって動かなくなったり、その為に異常なスウェー（体が目標方向に傾く）をし、非常に醜いスウィングとなる。
イップス動画（軽い症状）
このイップスが出始めると、プレイをやめて帰りたくなるのですが、ゴルフ場から一人帰る訳にもいかず、一日が真っ暗になり、楽しいはずのゴルフが拷問に変わります。
本気でゴルフをやめたくなるのだそうです。弊社にもその症状より少し重めの社員がいます。いろいろと試行錯誤して、最近少し良くなっているようですが・・・。
NBAのスーパースター、チャールズバークリーのイップスは悲惨です。
素振りは綺麗なのですが、いざボールを打つとなると、クラブがなかなか下りてきません。2~3回体が上下して、へっぴり腰で打つ事になります。
悲惨なイップスショット
思わず笑ってしまうシーンですが、本人は真剣なのです。苦しんでいるのです。
ゴルフではパッティングで過度の緊張により、スムーズにストロークできなくなり、手が動かなくなって打ち損なったり、あるいは強く打ってしまったりします。多くのプロゴルファーがこの病気にかかってトーナメントから消えていったと言われています。
現在、イップス病の完璧な治療法はないと言われています。そういう意味でイップス病はゴルファーにとってAIDSより怖い病気なのです。
あるブログにその対策がありましたので参考までに
・最高の結果を求めたり、深刻に考えず、アバウトな気持でプレーする
・ワッグルで力を抜き、テークバックでスウェイしないことだけを考える
・腕や手に意識を持つと出てしまうので、肩を回して、肩で打つ意識でスウィングする
・素振りと本番スウィングストロークの大きさを同じにする（他人に見てもらう事）
・ヘッドを丸く振るイメージを持つ
・メンタルトレーニングを受ける（良い指導員でなければ逆効果の恐れもある）
・とにかくゴルフを楽しむ事だけに専念する
かく言う筆者もドライバーの軽めのイップスにかかっていました。「かかっていました」と言うのは「何とか克服できた」と確信しているからです。
ゴルフし始めの頃は、バックスイングのトップでクラブヘッドが左に見えるほどのオーバースイングでした。
トップをコンパクトにしようと気にするあまり、クラブをどこに上げたら良いのか分からなくなってしまったのです。
結果的に「飛距離が出ない」、「右へ押し出す」、「左へ引っ掛ける」症状が出まくりました。ハンデキャップはどんどん下がり、ドライバー恐怖症になっていました。
いろいろ試行錯誤しているときに「4スタンス理論」に出会いました。
筆者は4つあるタイプの「B2タイプ＝かかとの外側体重」です。
この理論はお勧めです。
イップス解消法に「4スタンス理論」と「腹式呼吸法」を実行しています。
かかと体重にして、息を吐き切った状態から、バックスイングの始動と共に息を「すぅーーと」吸って打つ。
「息を吐く」、「息を吸う」事に意識が集中する為に「クラブをどこに上げるか」気にならなくなりました。ドライバーの飛距離も元に戻りました。
イップス病は個人個人で違うと思いますが、いろいろ工夫する事で治せるのではないかと思います。AIDSが不治の病で無くなったように・・・。
ありがとうございます。
Text by Yonaha
