創立記念日（３）
3月9日は弊社の創立記念日です。会社の歴史を知らない社員もいると思うので、社内メモ用として歴史を振り返ってみたいと思います。
会社設立当初から「ピラミッド型協業」から脱皮し、「Ｗｉｎ－Ｗｉｎ協業」を目指してきました。それは順調に来たと思います。
ＮＴＴ様の販売委託も順調に来て、年間1億近く売り上げられるようになり、それに伴ってビジネスホン工事も増えて行きました。
しかしそれは2008年9月に起きました。リーマンブラザースの破たんです。世に言う「リーマンショック」です。
リース満了になると買い替えたビジネスホンを「まだ使えるから次に」と言うお客さんが増えてきました。
年間のビジネスホンの売り上げも1/5程に落ち込みました。当然工事も減りました。
先行きの見えない中で決断した事は「従業員給与の1割カット、代表者の報酬の3割カット」でした。社員の皆さんには一人として辞めるものもなく、この状況を良く理解して頂いたと感謝しています。業績の回復とともに給与の引き上げをして行きましたが、給与体系が元通りになるのは4年ほどかかりました。
これを機に物品販売から「お客様のお困りごとを解決するソリューション営業」に転換していく事になります。
離島やへき地のブロードバンド工事では5ギガ帯の無線アクセスシステムでNTT様と以下の工事を手掛けました。
2007年 座間味・渡嘉敷村離島ＢＢ「ホエールネット構築」
2008年 竹富町５Ｇ無線アクセス工事
2008年 宜野座村５Ｇ無線アクセスイントラネット工事
2010年 大宜味村・東村５Ｇ無線アクセス幹線工事
2010年 鹿児島県十島村地域情報整備事業
2011年 南北大東地区ブロードバンド環境整備事業
1999年に事業所用PHSシステムでご一緒した「日立国際電気」様から「関西ブロードバンド社」を紹介され、下記の無線ブロードバンド工事をさせていただきました。
2010年 岡山県瀬戸内町無線ブロードバンド工事
2010年 宮城県塩竈市無線ブロードバンド工事
2010年 鹿児島県霧島市無線ブロードバンド工事
2011年 鹿児島県徳之島町無線ブロードバンド工事
ネットワークカメラは当初日本のパナソニック製品を扱っていましたが、ビューシステムズさんから、自衛隊基地のカメラ工事の依頼があり、台湾や中国製カメラの優秀性がわかりました。
2010年以後は台湾のActi社のネットワークカメラを中心に工事をする事になります。当初お客様は「台湾製」と聞いて「安かろう・悪かろう」と思われたようですが、画像を見せると納得していただけました。すでにその頃から、日本のモノ作りは中国や台湾に後れを取っていたと思います。
自治体、ホテル、量販店、個人住宅など沢山の案件をさせていただきました。
人と人とのつながりで仕事が繋がる。
2012年竹富町で「高齢者見守り生活支援サービス」の実証実験をNTTコミュニケーションズ様と実施しました。
この実証試験は実際の事業にはつながりませんでしたが、自治体さんが優先的に整備したい2013年の事業「地域総合ポータルゲートウエイ受託事業」はNTT様と弊社の2社提案コンペとなり、弊社が事業受託者に選定される事になります。
また、2015年竹町フリーWifi環境整備事業と竹富町キャッシュレス環境整備促進事業の受注に繋がっていきます。
これが契機となり
2014年NTTみらい研様、NTTコミュニケーションズ様、弊社による竹富町における「戦略的イノベーション創造プログラム（ＳＩＰ事業）」の3カ年事業が決定する事になります。
この事業は、2017年8月のNTT-AT社の「ICTユニット」と弊社の「LEGASIP」を搭載した緊急会議システムを使用した、恩納村防災訓練の実施に繋がります。
この訓練は、総務省沖縄事務所、ＮＩＣTも参加した大掛かりな訓練となりました。
新しい仕事にチャレンジするパートナーを探すのはなかなか難しい事です。
本土の商社に「弊社と似たような会社」を紹介して頂いたのが東北の日東通信です。東京事務所の高橋さんを訪ねると、レガシータイプの交換機に精通されており多彩な端末に接続し使用されていてとても感心しました。しかし何かもう一つ足りないと思い、ＳＩＰとの融合があればもっと良くなりそうな気がして、川鍋さんを紹介しました。
当初技術者の2人は反発しあっていましたが、後に協力して「LEGASIP」を共同開発する事になります。天下のC社と渡り合って、費用は1/3性能は圧倒的で、国の重要な機関の提案コンペに勝つ事になります。
その民間向け製品の名前が、最強商材の「LEGASIP」です。
この製品は、2014年与那国町会議システム、座間味村防災情報システム整備事業、与那原町防災会議システムとして導入される事になります。
省エネ対策として「照明器具のＬＥＤ」取り換え工事なども取り組んできました。ＬＥＤ照明の消費電力の低下と照明器具の発熱の低下によるクーラー稼働の低減で3割程の電気料金の低減が図れ、お客様から喜ばれています。
また、2011年から、在庫管理システム、勤怠管理システム、ラインの稼働管理システムを取り扱うようになります。
医療介護の分野については、2012年に医療法人様のネットワーク環境調査を依頼され、病院・デイサービス施設など関連施設のネットワーク環境がすべてわかるようになり、理事長様よりお誉めの言葉を頂き、以来ネットワーク保守・更改・新設を依頼されるようになります。そのお付き合いから南日本情報処理センター様の介護システム「寿」の取り扱いが始まる事になります。
この25年間で創業時やっていた仕事が、ほとんどなくなりました。来年3月を持ってＮＴＴ様の故障修理業務を撤退する事になるので、文字通り創業時とは全く違う新しい会社になります。
人間を幸せにする
これは弊社の経営理念です。
幸せとは「感謝して生きる」事だと思います。
幸せな人しか他の人たちを幸せに出来ないと思います。
「社員を幸せにする」その為の社員教育として、2015年から江谷紋子さんの「ワンセルフ・ヒプノセミナー」、知念太郎さんの「プロセスマネジメント」、皆さんからは驚かれますが、又吉るり子さんの「スピリチュアルセッション」をはじめました。
創立20周年を境に、会社の方針・取り組み・考え方についていけない幹部・中堅社員の6人が独立したり、辞めて行きました。一方で残った社員でのコミュニケーションや人間関係が良くなり、経営方針の徹底が図れるようになりました。これは社員全員のベクトルがあってきた事や、ワンセルフセミナーやプロセスマネジメント、スピリチュアルセッションの成果だと思います。
これまで弊社を支え、育てていただいた事に感謝し、今後とも「お客様のお困り事に、最適なシステムを提供し、安心と信頼のサービス」を提供し続けて行きたいと思います。ありがとうございました。
Ｙｏｎａｈａ
会社設立当初から「ピラミッド型協業」から脱皮し、「Ｗｉｎ－Ｗｉｎ協業」を目指してきました。それは順調に来たと思います。
ＮＴＴ様の販売委託も順調に来て、年間1億近く売り上げられるようになり、それに伴ってビジネスホン工事も増えて行きました。
しかしそれは2008年9月に起きました。リーマンブラザースの破たんです。世に言う「リーマンショック」です。
リース満了になると買い替えたビジネスホンを「まだ使えるから次に」と言うお客さんが増えてきました。
年間のビジネスホンの売り上げも1/5程に落ち込みました。当然工事も減りました。
先行きの見えない中で決断した事は「従業員給与の1割カット、代表者の報酬の3割カット」でした。社員の皆さんには一人として辞めるものもなく、この状況を良く理解して頂いたと感謝しています。業績の回復とともに給与の引き上げをして行きましたが、給与体系が元通りになるのは4年ほどかかりました。
これを機に物品販売から「お客様のお困りごとを解決するソリューション営業」に転換していく事になります。
離島やへき地のブロードバンド工事では5ギガ帯の無線アクセスシステムでNTT様と以下の工事を手掛けました。
2007年 座間味・渡嘉敷村離島ＢＢ「ホエールネット構築」
2008年 竹富町５Ｇ無線アクセス工事
2008年 宜野座村５Ｇ無線アクセスイントラネット工事
2010年 大宜味村・東村５Ｇ無線アクセス幹線工事
2010年 鹿児島県十島村地域情報整備事業
2011年 南北大東地区ブロードバンド環境整備事業
1999年に事業所用PHSシステムでご一緒した「日立国際電気」様から「関西ブロードバンド社」を紹介され、下記の無線ブロードバンド工事をさせていただきました。
2010年 岡山県瀬戸内町無線ブロードバンド工事
2010年 宮城県塩竈市無線ブロードバンド工事
2010年 鹿児島県霧島市無線ブロードバンド工事
2011年 鹿児島県徳之島町無線ブロードバンド工事
ネットワークカメラは当初日本のパナソニック製品を扱っていましたが、ビューシステムズさんから、自衛隊基地のカメラ工事の依頼があり、台湾や中国製カメラの優秀性がわかりました。
2010年以後は台湾のActi社のネットワークカメラを中心に工事をする事になります。当初お客様は「台湾製」と聞いて「安かろう・悪かろう」と思われたようですが、画像を見せると納得していただけました。すでにその頃から、日本のモノ作りは中国や台湾に後れを取っていたと思います。
自治体、ホテル、量販店、個人住宅など沢山の案件をさせていただきました。
人と人とのつながりで仕事が繋がる。
2012年竹富町で「高齢者見守り生活支援サービス」の実証実験をNTTコミュニケーションズ様と実施しました。
この実証試験は実際の事業にはつながりませんでしたが、自治体さんが優先的に整備したい2013年の事業「地域総合ポータルゲートウエイ受託事業」はNTT様と弊社の2社提案コンペとなり、弊社が事業受託者に選定される事になります。
また、2015年竹町フリーWifi環境整備事業と竹富町キャッシュレス環境整備促進事業の受注に繋がっていきます。
これが契機となり
2014年NTTみらい研様、NTTコミュニケーションズ様、弊社による竹富町における「戦略的イノベーション創造プログラム（ＳＩＰ事業）」の3カ年事業が決定する事になります。
この事業は、2017年8月のNTT-AT社の「ICTユニット」と弊社の「LEGASIP」を搭載した緊急会議システムを使用した、恩納村防災訓練の実施に繋がります。
この訓練は、総務省沖縄事務所、ＮＩＣTも参加した大掛かりな訓練となりました。
新しい仕事にチャレンジするパートナーを探すのはなかなか難しい事です。
本土の商社に「弊社と似たような会社」を紹介して頂いたのが東北の日東通信です。東京事務所の高橋さんを訪ねると、レガシータイプの交換機に精通されており多彩な端末に接続し使用されていてとても感心しました。しかし何かもう一つ足りないと思い、ＳＩＰとの融合があればもっと良くなりそうな気がして、川鍋さんを紹介しました。
当初技術者の2人は反発しあっていましたが、後に協力して「LEGASIP」を共同開発する事になります。天下のC社と渡り合って、費用は1/3性能は圧倒的で、国の重要な機関の提案コンペに勝つ事になります。
その民間向け製品の名前が、最強商材の「LEGASIP」です。
この製品は、2014年与那国町会議システム、座間味村防災情報システム整備事業、与那原町防災会議システムとして導入される事になります。
省エネ対策として「照明器具のＬＥＤ」取り換え工事なども取り組んできました。ＬＥＤ照明の消費電力の低下と照明器具の発熱の低下によるクーラー稼働の低減で3割程の電気料金の低減が図れ、お客様から喜ばれています。
また、2011年から、在庫管理システム、勤怠管理システム、ラインの稼働管理システムを取り扱うようになります。
医療介護の分野については、2012年に医療法人様のネットワーク環境調査を依頼され、病院・デイサービス施設など関連施設のネットワーク環境がすべてわかるようになり、理事長様よりお誉めの言葉を頂き、以来ネットワーク保守・更改・新設を依頼されるようになります。そのお付き合いから南日本情報処理センター様の介護システム「寿」の取り扱いが始まる事になります。
この25年間で創業時やっていた仕事が、ほとんどなくなりました。来年3月を持ってＮＴＴ様の故障修理業務を撤退する事になるので、文字通り創業時とは全く違う新しい会社になります。
人間を幸せにする
これは弊社の経営理念です。
幸せとは「感謝して生きる」事だと思います。
幸せな人しか他の人たちを幸せに出来ないと思います。
「社員を幸せにする」その為の社員教育として、2015年から江谷紋子さんの「ワンセルフ・ヒプノセミナー」、知念太郎さんの「プロセスマネジメント」、皆さんからは驚かれますが、又吉るり子さんの「スピリチュアルセッション」をはじめました。
創立20周年を境に、会社の方針・取り組み・考え方についていけない幹部・中堅社員の6人が独立したり、辞めて行きました。一方で残った社員でのコミュニケーションや人間関係が良くなり、経営方針の徹底が図れるようになりました。これは社員全員のベクトルがあってきた事や、ワンセルフセミナーやプロセスマネジメント、スピリチュアルセッションの成果だと思います。
これまで弊社を支え、育てていただいた事に感謝し、今後とも「お客様のお困り事に、最適なシステムを提供し、安心と信頼のサービス」を提供し続けて行きたいと思います。ありがとうございました。
Ｙｏｎａｈａ
