地球にやさしい生き方
これから人類が直面する大きな問題は、水、食料、環境問題です。
その大きな原因が肉食だと言われています。
肉食は環境問題や飢餓のもっとも大きな原因になっています。
「肉食が地球を滅ぼす」中村三郎著 ふたばらいふ新書
残念ながら、絶版になっています。
中古の本はアマゾンで購入できると思います。
その中で著者は、肉食によって引き起こされる「狂牛病やＯ157の
発生の原因」、食肉生産の為に家畜が「濃厚飼料や、ホルモン剤、
抗生物質の薬漬け」の様子を細かく描いています。
薬漬けの肉を摂取することによる人体の影響を考えるとぞっとします。
世界の穀物生産量は年間17億トン、その半分の8億トン以上が
家畜の飼料として消費されています。食肉１Ｋｇの生産に要する穀物量は、
ブロイラー（鶏）で２Ｋｇ、豚で４Ｋｇ、牛にいたっては８Ｋｇになると言います。
穀物なら８人以上食べられるのに対して、牛肉だと1人しか食べられない事になります。
世界の30カ国で5億人の人間が飢えに苦しんでいると言われます。
その人たちを救うのには年間2700万トンの穀物を供給してやれば良いと
言われます。
食肉の生産に使われる世界の穀物の３０％をそれらの人たちに回す事が
出来れば、世界から飢餓がなくなる計算になると言われます。
私たちが肉を食べると言う事が、途上国の飢餓を引き起こしている根本的な原因だと言うのです。
水が世界中で枯渇しています。国連では2025年には世界人口の3分の２が
水不足という問題に直面すると予測しています。
アメリカが世界に誇る穀物生産国になったのは、地下水のおかげだと
言われています。
アメリカの穀倉地帯は年間降水量が日本の4分の1と言われます。
なぜ年間を通して穀物が出来るのでしょう。
それはロッキー山脈の雪解け水が、何千年にわたって蓄えてきた巨大な
地下水脈に支えられているからです。
このオガララ滞水層は、雨水の補充の効かない、いわば石油資源と一緒の
水資源なのです。
2020年ころには完全に枯れてしまうことが予想されています。
地下水の枯渇は農地面積を減少させ、穀物の生産量を低下させます。
テキサス州ではこの10年間に穀物生産高が11パーセントに落ち込んだと
言われます。
これは世界の地下水灌漑農業のすべての大きな問題なのです。
肉１ｋｇを作るために必要な水は2000リットルです。
穀物だと同じ分量の水で２ｔも作ることが出来ます。
なんと、肉生産は穀物の2000倍もの水を消費しているのです。
アマゾンから森林が次々と失われています。
その広大な土地は肉生産のために牧場や畑を作るのに使われています。
肉食は最も深刻な環境破壊を起こしています。
肉食が原因の環境破壊は他の原因の環境破壊よりはるかに大きいのです。
生活が向上し、今や肉食は日常的になりました。
食卓に肉が登らない日はほとんどないと言えます。
私の小さい頃、肉は盆と正月、何かのお祝い事にしか出ませんでした。
風邪をひいて「そばの出前」をとってもらう事がとてもうれしかった事を
覚えています。
八重山そば独特の細切りの豚肉の味はなんとも言えませんでした。
これからの世の中を考えるとき、肉食から少しずつ菜食中心の食生活に
変えていく必要があると思います。
私のゴルフの友人にがっしりした体格で、ドライバーショットを300ヤード以上かっ飛ばす人がいます。
先日は340ヤードをグリーンオーバーしていましたが・・・
彼は、魚以外の肉を一切食べません。「どうしてその食事でこんな良い体格を維持できるの？」と聞くと
「地上で一番でかい動物は象だよ、象は肉を食べないよ」と言われました。
パラダイムシフト！！
中村三郎さんは
「生活の基礎となる食は、その民族、国の自然環境に一番ふさわしい
生産性を軸にして作り出していくべきだろう。肉食生活に終止符を打ち、
古来からの伝統食の原点に立ち返る。それが真の食生活の向上を生む」
と言っています。
日本の伝統食とは
一般的に、米を主食とし、それに副食としてその土地で産する豆、野菜、魚、海藻などをとり合わせた食事とされています。
肉食をわが国に奨励したアメリカでは、政府が発表した
「理想的な食事目標」、通称「マクガバン・レポート」で「伝統的な日本食」の
栄養摂取を奨励しているのです。皮肉なことです。
今日から、少しずつ肉食をやめてみませんか？
Text by Yonaha
その大きな原因が肉食だと言われています。
肉食は環境問題や飢餓のもっとも大きな原因になっています。
「肉食が地球を滅ぼす」中村三郎著 ふたばらいふ新書
残念ながら、絶版になっています。
中古の本はアマゾンで購入できると思います。
その中で著者は、肉食によって引き起こされる「狂牛病やＯ157の
発生の原因」、食肉生産の為に家畜が「濃厚飼料や、ホルモン剤、
抗生物質の薬漬け」の様子を細かく描いています。
薬漬けの肉を摂取することによる人体の影響を考えるとぞっとします。
世界の穀物生産量は年間17億トン、その半分の8億トン以上が
家畜の飼料として消費されています。食肉１Ｋｇの生産に要する穀物量は、
ブロイラー（鶏）で２Ｋｇ、豚で４Ｋｇ、牛にいたっては８Ｋｇになると言います。
穀物なら８人以上食べられるのに対して、牛肉だと1人しか食べられない事になります。
世界の30カ国で5億人の人間が飢えに苦しんでいると言われます。
その人たちを救うのには年間2700万トンの穀物を供給してやれば良いと
言われます。
食肉の生産に使われる世界の穀物の３０％をそれらの人たちに回す事が
出来れば、世界から飢餓がなくなる計算になると言われます。
私たちが肉を食べると言う事が、途上国の飢餓を引き起こしている根本的な原因だと言うのです。
水が世界中で枯渇しています。国連では2025年には世界人口の3分の２が
水不足という問題に直面すると予測しています。
アメリカが世界に誇る穀物生産国になったのは、地下水のおかげだと
言われています。
アメリカの穀倉地帯は年間降水量が日本の4分の1と言われます。
なぜ年間を通して穀物が出来るのでしょう。
それはロッキー山脈の雪解け水が、何千年にわたって蓄えてきた巨大な
地下水脈に支えられているからです。
このオガララ滞水層は、雨水の補充の効かない、いわば石油資源と一緒の
水資源なのです。
2020年ころには完全に枯れてしまうことが予想されています。
地下水の枯渇は農地面積を減少させ、穀物の生産量を低下させます。
テキサス州ではこの10年間に穀物生産高が11パーセントに落ち込んだと
言われます。
これは世界の地下水灌漑農業のすべての大きな問題なのです。
肉１ｋｇを作るために必要な水は2000リットルです。
穀物だと同じ分量の水で２ｔも作ることが出来ます。
なんと、肉生産は穀物の2000倍もの水を消費しているのです。
アマゾンから森林が次々と失われています。
その広大な土地は肉生産のために牧場や畑を作るのに使われています。
肉食は最も深刻な環境破壊を起こしています。
肉食が原因の環境破壊は他の原因の環境破壊よりはるかに大きいのです。
生活が向上し、今や肉食は日常的になりました。
食卓に肉が登らない日はほとんどないと言えます。
私の小さい頃、肉は盆と正月、何かのお祝い事にしか出ませんでした。
風邪をひいて「そばの出前」をとってもらう事がとてもうれしかった事を
覚えています。
八重山そば独特の細切りの豚肉の味はなんとも言えませんでした。
これからの世の中を考えるとき、肉食から少しずつ菜食中心の食生活に
変えていく必要があると思います。
私のゴルフの友人にがっしりした体格で、ドライバーショットを300ヤード以上かっ飛ばす人がいます。
先日は340ヤードをグリーンオーバーしていましたが・・・
彼は、魚以外の肉を一切食べません。「どうしてその食事でこんな良い体格を維持できるの？」と聞くと
「地上で一番でかい動物は象だよ、象は肉を食べないよ」と言われました。
パラダイムシフト！！
中村三郎さんは
「生活の基礎となる食は、その民族、国の自然環境に一番ふさわしい
生産性を軸にして作り出していくべきだろう。肉食生活に終止符を打ち、
古来からの伝統食の原点に立ち返る。それが真の食生活の向上を生む」
と言っています。
日本の伝統食とは
一般的に、米を主食とし、それに副食としてその土地で産する豆、野菜、魚、海藻などをとり合わせた食事とされています。
肉食をわが国に奨励したアメリカでは、政府が発表した
「理想的な食事目標」、通称「マクガバン・レポート」で「伝統的な日本食」の
栄養摂取を奨励しているのです。皮肉なことです。
今日から、少しずつ肉食をやめてみませんか？
Text by Yonaha
