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ご先祖様とご近所様

ご先祖様とご近所様

この本はおすすめです。金融危機に始まる、これからの社会の未来像を示す本です。
「2012年の黙示録」 なわ・ふみひと著 たま出版
 ・お金で量った「豊かさ」は蜃気楼だった
 ・もはや文明社会の破局は避けられない
 ・他者の喜ぶ顔を見ることができる幸せこそ富だ
2004年に書かれた本ですが、現在の状況を見事に予測し、これから起こる事について淡々と描いてあります。
「人は何のために生まれてきたか」「人はいかに生きるべきか」考えさせられる本です。
面白いことに彼のホームページから全文を読むことができます。
船のマークをクリックして、「フツーの人が書いた黙示録」を読んでください。
いろいろなマークがありますが、クリックすると「人生を豊かに生きるヒント」が隠されています。
彼のホームページの「なわ・ふみひとの読書遍歴」の中に「渡辺昇一著 日本史から見た日本人・古代編」の紹介がありました。
日本と西洋文化の根本的な違いや、現在それがどうなっているかの比較がおもしろく表現されています。
ご紹介します。
ご先祖様とご近所様

一部転載開始
●「ご先祖様」から「ご近所様」への堕落
・・・ 先ほど、私は日本文化は根本的には先祖たちを意識するところから生じ、西欧文化は、絶対神の目を意識することから生じたと述べた・・・中略・・・
  ついこの間まで、「家名を上げる」というのが日本人の最高価値であった。消極面でも「家名を汚さない」というのが道徳基準であった。それは、つい3、40年前までそうだったのだ。
  しかし、現在は先祖や家を意識することが急減したために、自分たちの行動の理由がわからなくなり、西洋的やり方を無条件に優れていると思うインテリが増えているし、また、むやみと張り合う教育ママが生じているわけである。
  昔の教育ママは──賢母と呼んだものであった──こう考えたものである。「子どもを立派に育て、家名を上げてくれれば、あるいは少なくとも家名を汚すことをしてくれなければ、私は大きな顔をして先祖たちにあの世で会えるのだ」と。
  今の教育ママたちは、先祖に顔向けできないという深い情緒からでなく、隣近所の奥さんに威張ってやりたいという気だから、せちがらい見栄の競争になる。
  つまり敗戦を境にして、日本の母親の質がひどく低下したというのは、彼女らが、「ご先祖様の目」でなく、「ご近所の奥さんの目」ばかり意識するようになったからである。これがよく言われながら、あまり正確には理解されていない「世俗化」の真の意味なのだ。
  これに対して、西欧の世俗化した母親たちは、死後に一人で絶対神と対面する意識がもはや薄れてきて、自分の子どものためにさえ犠牲になることを嫌う。昔は子どもに正しい人生観を与えて一人前にしてやれば、大威張りで神の前に出られると考えていたが、「子どもには子どもの好きなようにさせればよい」という考えが安直に用いられると、自分の性生活や愛情生活、あるいは物質生活を最優先させる母親が出てきて、子どものことはほったらかし、自分が離婚した場合に子どもが味わう苦悩にも二次的考慮しか払わないママたちが出来る。日本の教育ママの反対が出てくるわけだ。
  つまり、こういうことになろう。日本のような先祖の目を意識していた文化において世俗化が起こると、自分の行為の基準が近所の目というところから、過当教育が生ずるが、欧米のように超絶神の目を意識するところで世俗化が起こると、自分さえよければよいというところから、過少教育が生ずる傾向があると。
転載終了>ひとくちコメント ―― 最近は「ご先祖」を意識しない日本人が増えているように思います。戦後の偏向教育の影響が大きいと思われますが、これによって日本人はいよいよ根無し草になりつつあります。歴史を学ばず、先祖を思わない民族は、やがて家庭は崩壊し、親子関係の断絶が進みます。最後は単に国土と言語だけを共有する寄り合い民族になってしまう恐れがあるということです。もはやこの流れを変えることはできそうにありませんが、一人でも多くの人にこの現実を知ってもらうための努力はしていきたいと思っています。(なわ・ふみひと)


転載終了

2008年のリーマンショック以降、世の中が大きく変わりました。リーマンショックで変わったのではなく、ずっと以前から資本主義経済は崩壊の方向へ向かっていたのだと思います。リーマンショックでそれが顕在化したのでしょう。

ご先祖様とご近所様

筆者がブログを書くようになったのは、副島隆彦さんの「恐慌前夜」や、なわふみひとさんの「2012年の黙示録」に大きく影響を受けています。この世の中は、意図的な嘘の情報が氾濫しています。この2冊はそれを気付かせていただきました。

私たちが知らなかった・知らされなかった「真実」を見つける事はとても大切なことだと思います。
よりよく生きるための基本です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


Text by Yonaha

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この記事へのコメント
時折、RSSリーダで拝見してます。
やっぱりと言うか、いつもの文脈から
副島氏の雰囲気を感じておりました。
ジャーナリストの著作を読むと
改めてメディアリテラシの重要さを感じますね。
また勢利客でお話できれば幸いです。
Posted by SASAKI at 2011年09月19日 17:46
sasakiさん
ありがとうございます
備長炭研究会、昨日も盛会でした。
Posted by yonaha at 2011年09月22日 08:19
 
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