株式会社 リウデン 情報発信ブログ!

社内外の「真実の情報」をお伝えします。

いただきます、ごちそうさま

「三尺下がって師の影を踏まず」と言う諺があります。

先生に従って行くときは、弟子は3尺くらい離れて、先生の影を踏まないようにしなければならない。先生を尊敬して礼儀を失わないように心掛けるべきであるという戒めです。

しかしながら、最近の学校教育の中では、師に対する尊敬の念がうすくなっているように思います。

以前、学校給食の時の「いただきます」、「ごちそうさま」の指導に対して、保護者から給食費を払っているのだから、そのような指導はおかしいと言う苦情があったと言う事を聞いています。

いただきます、ごちそうさま

 ウェブ上の画像お借りしました

いただきます=食事を振舞っていただいたお礼に

ごちそうになった=食事をおごってもらった

給食費を自前で払っているのだから、「いただきます」、「ごちそうさま」は必要ない、という論理なのかなと思います。

私たちは、まわりの動植物の命を絶って、それを食料として生きています。
私たちの命は、その生き物たちの犠牲によって成り立っています。

そういう意味で感謝を込めて「あなた様の命をいただかせていただきます」と言うのだと思います。

また、私たちが食事にありつけるのは、「太陽と水と大地」の恵みがあり、米や麦、野菜を育てる農家、また魚介類を取るために炎天下で海を駆け回る漁師さん、それらを運んでくださる運送屋さん、スーパーで私たちに販売してくれる店員さん、そしてそれらを料理してくれる、お母さんや厨房で働く人たち・・・・・
私たちの食事のために、多くの人たちが走り回っているから、人は生きて行けるのです。

馳走(ちそう)=走り回ること、奔走すること

その人たちに感謝の意味を込めて、頭に「御」、語尾に様を付けて、「ごちそうさま」と言うのです。

日本語の本来の意味を取り違え、「ありがたい」が「当たり前」になっているために、給食費を払っているのになぜ「いただきます」、「ごちそうさま」を言う必要があるのか?・・・という事になったのだと思います。

いただきます、ごちそうさま

政府広報オンラインより転載
日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の2割にあたる約1,800万トン。
このうち、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は500万トン~800万トンとされています。
これは、我が国におけるコメの年間収穫量(平成24年約850万トン)に匹敵し、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(平成23年で年間約390万トン)を大きく上回る量です。
また、日本人1人当たりに換算すると、"おにぎり約1~2個分"が毎日捨てられている計算となります。

転載終わり

このような社会背景が食に対する「当たり前」の風潮をもたらせているのかも知れません。

ありがとうございます。

               Text by Yonaha

同じカテゴリー(日本の良いところ)の記事
夏の思い出
夏の思い出(2014-07-03 10:05)


 
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

企業情報

会社名

株式会社 リウデン

住所

〒901-2122
沖縄県浦添市勢理客4-19-1

TEL

098-875-2346

営業時間

9:00~18:00

定休日

土・日・祝祭日

URL

https://www.riuden.co.jp/