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東氏の清明祭

東氏(とううじ)の清明祭(シーミー)が4月11日行われました。

清明祭は中国の暦法に在る二十四節気の一つで、春分のあとの「清明」の季節に行われます。
門中墓の前で、門中の構成員が費用を出し合って宗家で料理を作り、作った供え物を墓前に供え、お亡くなりになったご先祖をしのび、共に食事を楽しむ沖縄独特の慣習です。

東氏の清明祭

「東氏」とは太宗を東風平親方政真とする一門です。
名前の頭に「政」の字が付いていますが、一門の男子は皆この一字をいただいているので、姓が違ってもみな一門になります。
宗家は「東」さん、有名な方には沖縄尚学高校の名城さん、沖縄セルラー元社長の親泊さん、瑞泉酒造の佐久本さんがおられます。皆様のご家族は名前に「政」の一字をいただいています。

今年の清明の入りは4月5日、東氏の清明祭はその次の日曜日(4月11日)の11時から行われました。

東氏の清明祭
東氏拝所のある崎山公園の場所

東氏の清明祭
東氏拝所入り口です。崎山公園内に在ります。左の門柱のところに「志」(ウサカティ)を受け付ける方がおられました。皆様、お祝儀袋や普通の封筒でお出しになっていたようです。「御霊前」の封筒ではありませんでした。

東氏の清明祭
歩道を歩いて行くと、奥の左の方に拝所があります。

東氏の清明祭
東氏拝所の碑とお供え物。ここはお墓ではありません。東氏ゆかりの拝所です。

東氏の清明祭
まず始めに、宗家のお祈りがありました。

東氏の清明祭
名城会長からご挨拶があり

東氏の清明祭
門中の皆さまでお祈りをしました。「ご先祖様、有難うございます」
その後、太宗と中宗のお墓に向かいます。

東氏の清明祭
太宗と中宗のお墓は、崎山公園を右に見て坂を下って、50mほど行ったところから左に入って行きます。写真のように狭い路地から入って行きまので、うっかりすると見過ごしてしまいます。

東氏の清明祭
太宗のお墓です。初代から7代までのご先祖が眠っておられます。路地を入って、傾斜面を左に登ったところに在ります。お供え物を備えて、名城会長のご案内で一門の皆さんがお祈りをしました。

東氏の清明祭
東氏太宗上代の墓碑
それから、太宗のお墓に向かって、右奥の方の中宗のお墓に向かいます。同じようにお供えをしてお祈りしました。

東氏の清明祭
中宗の墓碑には、東風平親方政真支流「高良親雲上政重」、「座波親雲上政茂」、「知念親方政貞」以降の墓と書いてありました。

東氏の清明祭
中宗のお墓をお参りの後、そこから東方の久高島にむかって遥拝しました。
それから、繁多川の東氏宗家のお墓に向かいます。お墓へに道順は少し難しいので、門中の誰かの後について行くことがお勧めです。
これまでに何度か迷った事があります。今回はカーナビが大活躍しました。

東氏の清明祭
東氏宗家お墓の碑

東氏の清明祭
東氏宗家お墓の全景
ご先祖様と供に食事をするならわしですが、門中の方は100名近く来られます。写真に見える紅白のまんじゅうをいただき、お互いの素姓や門中に対する疑問など、情報交換が出来ました。
自分たちのルーツを探る場として、とても有難い行事だと思います。

東氏の清明祭
当主の東様からお話があり、名城会長からごあいさつがありました。
その中で「もっともっと若い人たちをシーミーに参加させよう」という呼びかけがありました。

筆者も、自分のルーツたどって行くなかで「東氏」を知り、シーミーやウマチ―に参加するようになりました。出来るだけ子や孫と同行するようにしています。親を見て子は育ちます、このような素晴らしい慣習を絶やす事無く、代々受け継いでいこうと思っています。

今年初めて参加すると言う女性の方がおられました、盛んに写真をとられていました。どの様に参加したものか、思い悩んでいる方がおられるかと思います。
名前の頭に「政」をもらっている、多くの東氏の皆さんが来年の「シーミー」参加できるよう、写真でまとめてみました。

筆者もまだまだ勉強不足です。文中に間違いや、不都合な点がありましたら、お教えいただければ幸いです。

ありがとうございます。
                  Text by Yonaha

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