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しびらんか

「しびらんか」ってご存知でしたか?

漢字で書くと「紫微鑾駕」、文字から想像すると高貴な家の、奥座敷にしまってあるお宝か?・・・そんな感じです。

しびらんか
 家人の筆による紫微鑾駕

紫微鑾駕(しびらんか)はお家のお守りです。

沖縄や奄美地方では家を建てるときに、この「紫微鑾駕」を梁や家のどこかに書き記して、その家と家族の安全を祈願したとのことです。

「紫微」とは北極星の神、すなわち「北極紫微大帝」のことで、「紫微」が「駕籠」にお乗りになって家にお越しになり、家と居住者を守り、幸運をもたらし、火事を避ける効果があるといわれています。
末長く家庭を守ってほしいとの願いが込められているわけです。

しびらんか
 まずは、勝連棟梁の手でビス止め

しびらんか
 続いて家人が最後のビス止め

筆者の新しい家が木造だと聞いて、石垣の姉からさっそく「棟上げ式には必ず、紫微鑾駕を」との注文がありました。
最近の沖縄の住宅は、ほとんどがコンクリートブロック造りになっているので、知らない人が多いのではないでしょうか。

半世紀前の石垣では、屋根に鏑矢と吹き流しを取り付け、一通りの神事の後「おもち」を近所の人たちに投げてふるまったのを覚えています。

その頃は、お酒やご馳走もふるまわれましたが、「飲んだら乗るな」の今の時代、それが難しいご時世になってしまいました。また、「おもち」がめったにない頃とは違い、今は飽食の時代。「おもち」投げは廃れてしまったのでしょう。

しびらんか
 鏑矢と吹き流し、(Web画像をお借りしました。)

しびらんか
 おもち投げ、こんな感じです。子供たちは大喜び。
 (Web画像をお借りしました。)


最近では、棟上げ式も簡素化されているとのこと。
筆者の家も、工事でお世話になる職人の皆様との昼食会になりました。

しびらんか
 勝連棟梁を中心に、職人の皆様が心をこめて作って頂いたこの家が子々孫々、幸福をもたらしますように。 ハイ!ピース。

しびらんか
 みらいホームの陽気な仲間の皆さん

沖縄の暑い夏の真っ盛り、いつもニコニコとお仕事をしている職人の皆様には頭が下がります。ありがとうございます。

                          Text by Yonaha

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